引下げられる放射線防護と避難計画・
ウクライナの原発危機と日本
池田豊(京都自治体問題研究所・原子力災害研究会)

 原発事故時の住民避難において、重要な意味を持つ避難時の防護対策、基準がこの間大きく後退しています。その原因となっている内閣府原子力防災担当や原子力規制委員会の動きを明らかにします。 また、2月24日以後のウクライナにおける原発危機と日本へ[…]

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第1回 福島県 浜通り
―生存の歴史と復興の足跡を訪ねて
岡田 知弘
(京都大学名誉教授 京都橘大学教授)

【浜通りを訪ねて ① 福島県新地町】  9月8日~10日の3日間、歴史学研究者主体の「『生存』の東北史」研究会の有志メンバーで、福島県浜通り地域を調査してきました。この研究会は、東日本大震災をきっかけにつくられたもので、震災直後から、宮城県[…]

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第2回 福島県 浜通り
―生存の歴史と復興の足跡を訪ねて
岡田 知弘
(京都大学名誉教授 京都橘大学教授)

【浜通りを訪ねて ② 相馬市・南相馬市から富岡町へ】  調査2日目の9月9日、昨日までの雨も止み、松川浦県立自然公園のなかにある宿からは日の出こそ見えませんでしたが、福島県唯一の潟湖である松川浦が一望できました。ここは、万葉集にもでてくる景[…]

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第3回 福島県 浜通り
―生存の歴史と復興の足跡を訪ねて
岡田 知弘
(京都大学名誉教授 京都橘大学教授)

【浜通りを訪ねて ③富岡町】  調査最終日の10日は、朝から「とみおかアーカイブ・ミュージアム」を訪問し、お昼前の特急「ひたち」で東京に戻ることにしました。この便を逃すと、17時40分過ぎまで特急はないので、念のために歩いてすぐの富岡駅に行[…]

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原発政策一気に加速
―原発の最大限活用は何をもたらすのか?―
市川章人(京都自治体問題研究所・原子力災害研究会)

 政府は脱炭素対策を理由に「原発の最大限活用」へと一気に加速することを決めました。そのために早期の再稼働を実施し、長期運転、利用率の向上を目指し、同時に新たな原子炉開発を進めようとしています。 一気に進む原発政策が、老朽原発依存社会と増大す[…]

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福島第一原発事故被害の子どもたちが開いた解決への道筋
―原発被害の苦しみの淵から這い出るために―
福島敦子(原発賠償京都訴訟 原告団共同代表・大飯原発差止京都訴訟 世話人)

子どもたちの健康被害  福島第一原子力発電所(以下福島第一原発と表記)の爆発事故が発災してから今年で11年が過ぎます。  私が現実になってほしくないと常に思っていたことに、子どもたちの健康被害があげられますが今年に入り、司法判断を求める段階[…]

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福島第一原発事故発災からの復興が原点の第32回オリンピック競技大会(2020/東京)・東京2020 パラリンピック競技大会における「レガシー」考
福島敦子(原発賠償京都訴訟原告団共同代表・大飯原発差止京都訴訟世話人)

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下「東京2020大会」)が2021年9月5日に閉幕しました。  東京2020大会は、始まる前から開催への反対意見が噴出していました。特に、福島第一原子力発電所の爆発事故に伴う放射性物質拡[…]

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