更新!インタビュー
1933-2013
[1]木曽大桑村 定勝寺から
[2]京の「寒に咲く白梅」に

有吉 節子さん

前編:1933-1951/木曽大桑村 定勝寺から  戦後78年。戦争の経験と教訓を振り払うかのように、戦後最大規模の軍事予算を組み、核抑止論の名のもとに核軍拡政治を推し進める日本。  戦争と戦後を語り継ぐ自伝的メッセージの第4回は、7期28[…]

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インタビュー
戦時 軍国教育から 戦後 民主教育へ

温井 徹念さん

温井 徹念(ぬくい てつねん)さん  91歳 1932年 現在の石川県羽咋郡に生まれる1951年 龍谷大学入学1955年 京都府立網野高校網野分校 教師1993年 府立桂高校を退職 幼少期から青年期にかけて戦争を体験された温井さんが、終戦の[…]

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健康保険証廃止と医療の
「デジタル化」(DX)

中村 暁(京都社会保障推進協議会 医療部会)

■保険証廃止はマイナンバーカード普及のため  「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律案」(マイナンバー法等改正案・3月7日提出)国会成立した。これにより何もしなければ2024年秋に健康保険[…]

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インタビュー
旧満州 葫蘆島からの引揚げ
妹と母の死を繰り返してはならない

村上 敏明さん

村上敏明 89歳  ・1934年 京都府亀岡町(現亀岡市)生まれ  ・1938年 満州に一家で移住  ・1946年 弟二人と中国葫蘆島から引揚げ船で佐世保港に帰る  ・1951年 京都市教育委員会職員  ・1995年 京都市教育委員会退職 […]

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戦犯処刑された叔父
―加害の「廣島」を考える 1

橋本 和正(広島自治体問題研究所)

 2023年5月19日から21日、G7サミット・広島が開催されました。  公表された「核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン」は、被爆地広島で開催されるサミットとして、「核なき世界」に向けた前向きの議論や声明を期待していた被爆者や私たちの思いを[…]

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戦犯処刑された叔父
―加害の「廣島」を考える 2

橋本 和正(広島自治体問題研究所)

裁かれた戦争犯罪  シンガポールやマレー半島での住民虐殺について、イギリス軍は終戦を待たずに情報収集を始め、戦争犯罪人のリストを作成して、終戦になれば直ちに戦争犯罪を裁けるよう準備しました。そこは植民地の支配国・宗主国としての威信もあったと[…]

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暴走する原発推進政策

市川章人 日本科学者会議会員

はじめに  昨年6月24日岸田首相が「GX※実現に向けた基本方針」を示して以来、原発推進政策が一気に加速し、今や暴走状態です。6月の会見での「原発の新増設」の文言に、それまで原発についてまともに扱ってこなかったメディアがにわかに注目し、原発[…]

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湯川秀樹旧宅の保存と活用に向けて
ー市民の会運動の到達点
湯川秀樹旧宅の保存と活用を願う市民の会
代表 岡田 知弘
(京都大学名誉教授)

湯川秀樹旧宅の由来  下鴨神社の糺の森にほど近い下鴨泉川町に、湯川秀樹さんが1957年に購入し、1981年に亡くなられるまで暮らした住宅(以下、「湯川秀樹旧宅」と呼びます)があります。もともと、1933年に住宅として建設された建物を、戦後、[…]

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対談・インタビュー
第3回 山元歩美さん
(中京民主商工会 事務局長)

 中京民主商工会創立70周年の事業として、会員から募集した「聞き手」が、34人の商人、職人さんたちから聞き取りをして、地域の生活史として本にまとめたものです。  まちの本屋さん、とんかつ屋さん、象嵌職人、カメラマン、絵付師、喫茶店、レコ―ド[…]

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対談・インタビュー
第2回 寺田和弘さん
(ドキュメンタリー映画「生きる」監督)

第2回 寺田和弘さん(ドキュメンタリー映画「生きる」監督) 寺田和弘  プロフィール 1999年から2010年までテレビ朝日「サンデープロジェクト」特集班ディレクター。 2011年から番組制作会社パオネットワークで、主に社会問題を中心に番組[…]

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日野町事件 top

日野町事件 再審開始決定から理不尽な
大阪高検の特別抗告を問う
雑誌編集者 丸山 朔

 「憲法を暮らしの中に」と打ち出し、府民の暮らしと憲法をわかりやすく示しながら府政に反映してきた蜷川虎三元京都府知事の命日でもある2月27日、長い闘いになっている日野町事件で検察側の即時抗告を受けて大阪高裁で判断がなされ、即時抗告棄却、再審[…]

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大川小津波被災事件の教訓
~ドキュメンタリー映画「生きる」
大川小学校津波裁判を闘った人たち~
弁護士 吉岡 和弘

1 大川小津波裁判とは  東日本大震災による津波で宮城県石巻市立大川小学校の児童70名の命が失われ、4名の児童が行方不明となった事件で、仙台地裁は、2016年10月26日、津波が学校に到達する7分前に教師らに津波到来の予見可能性があったと認[…]

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「過労死・過労自殺」のいま
-過労死弁護団全国連絡会議『過労死』
旬報社、2022年の紹介-
細川孝(龍谷大学経営学部)

 厚生労働者は毎年、『過労死防止対策白書』を公表している。過労死等防止対策推進法の第6条に基づいて国会に対して行う年次報告書である。2022年10月21日には、「令和4年版(令和3年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止の[…]

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人口減少も経済停滞も防ぎえない
食いつぶし型規制緩和を問う
中林浩(都市計画家)

 2016年から2019年くらいまではオーバーツーリズムの嵐で、京都市域はゆれていました。にもかかわらず、京都市は宿泊施設の総量規制にはふみきらず小学校跡地をホテルにし、仁和寺前の世界遺産のバッファゾーンにホテルを建てようとしてきました。そ[…]

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引下げられる放射線防護と避難計画・
ウクライナの原発危機と日本
池田豊(京都自治体問題研究所・原子力災害研究会)

 原発事故時の住民避難において、重要な意味を持つ避難時の防護対策、基準がこの間大きく後退しています。その原因となっている内閣府原子力防災担当や原子力規制委員会の動きを明らかにします。 また、2月24日以後のウクライナにおける原発危機と日本へ[…]

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第1回 福島県 浜通り
―生存の歴史と復興の足跡を訪ねて
岡田 知弘
(京都大学名誉教授 京都橘大学教授)

【浜通りを訪ねて ① 福島県新地町】  9月8日~10日の3日間、歴史学研究者主体の「『生存』の東北史」研究会の有志メンバーで、福島県浜通り地域を調査してきました。この研究会は、東日本大震災をきっかけにつくられたもので、震災直後から、宮城県[…]

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第2回 福島県 浜通り
―生存の歴史と復興の足跡を訪ねて
岡田 知弘
(京都大学名誉教授 京都橘大学教授)

【浜通りを訪ねて ② 相馬市・南相馬市から富岡町へ】  調査2日目の9月9日、昨日までの雨も止み、松川浦県立自然公園のなかにある宿からは日の出こそ見えませんでしたが、福島県唯一の潟湖である松川浦が一望できました。ここは、万葉集にもでてくる景[…]

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第3回 福島県 浜通り
―生存の歴史と復興の足跡を訪ねて
岡田 知弘
(京都大学名誉教授 京都橘大学教授)

【浜通りを訪ねて ③富岡町】  調査最終日の10日は、朝から「とみおかアーカイブ・ミュージアム」を訪問し、お昼前の特急「ひたち」で東京に戻ることにしました。この便を逃すと、17時40分過ぎまで特急はないので、念のために歩いてすぐの富岡駅に行[…]

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最低賃金大幅引き上げと全国一律制実現のためにⅠ
中村和雄
(弁護士・市民共同法律事務所)

Ⅰ 最低賃金とは 1  最低賃金の役割  本年10月からの地域別最低賃金額は別表1のとおりである。アベノミクスの中でわが国の労働者の賃金額が全く伸びず、欧米各国はもとより韓国と比べても低額となってしまった(別表2)。わが[…]

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